「革命のファンファーレ」キズ本を売るしるし書店がすごい!!

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

西野亮廣 著

 

フジワラヨシトです。台風は絶好の読書日和ですね。

さて、今日読んだのは「革命のファンファーレ」(http://amzn.to/2itgLX6)です。

 

売れてる本を買ってしまう心理で、ついつい書店に平積みされているのを見て買いました。厚さのわりに文字が少ないので1時間もせずに読み終わりました。その中で気になったのが、「本ではなく店主の信用を売る古本屋、『しるし書店』。」と題された章。今回はここを紹介します。

 

しるし書店がすごい!!

とにかくしるし書店がすごいんです。ひとことで説明すると、ページを折ったり線を引いた(=しるし)本を売買するネット上のプラットフォームです

誰かがしるしを入れて出品。欲しい人が手をあげる。そして店主が誰に売るかを決める。ただの売買サイトではなく、その取引から会話が生まれる本を媒体としたSNS。

でも、そもそも誰かがしるしを付けた本って欲しい?と思ったあなたへ本書から一文をプレゼント。

『孫正義さんが読んで、孫正義さんが気になったページを折って、孫正義さんが気になった部分にラインを引いて、孫正義さんが余白部分にメモを入れた、そんな、孫正義さんの「しるし」が入った、ブックオフでは取り扱ってもらえないような”キズ本”は、むしろ定価より価値が上がるのではないか?』

欲しい!孫正義さんって言い過ぎなのは置いといて、たしかに欲しい!ってなりますよね。

 

こんな本が欲しい

・太宰治ファンがボロボロになるまで線を引いて読み込んだ人間失格

・アンチ村上春樹がコメントを書いた騎士団長殺し

・TOEIC900点を獲るために何周もした英単語帳

などなど妄想は膨らみ続けます。

 

信用を売る

本章は店主の信用を売ると書いた扉ページで始まりまる。信用という言葉は何度も出てきます。信用経済になりつつある今、大切なのは「貯金より貯信」だと。

なぜなら、クラウドファンディングやVALUなど、信用をお金に変えるツールが存在するからです。

その信用を得るためには嘘をつかないことが大切という、幼稚園でも習いそうな言葉が出てきました。でも、納得。嘘にも種類がありますが、どれだけの人がその場を取り繕うために嘘をついているのか。どれだけの人が批判を恐れて自分に嘘をついているのか。

このブログでも、本を読んで感じたことを私見たっぷり嘘無しで書き続けます。

 

最後に、クラウドファンディングで応援することはできませんでしたが、しるし書店応援しています