【マンガ】性に翻弄される文芸部女子高生「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の感想

荒ぶる季節の乙女どもよ。(1) (週刊少年マガジンコミックス)

「荒ぶる季節の乙女どもよ。」

漫画・漫画原作:絵本 奈央

原作:岡田 麿里

★★★★☆

クラスの端っこにいる目立たない文芸部の女子高生5人が、「セックス」に翻弄される。

性的な出来事とは遠いところで生活をしていたが、文芸部の1人が死ぬまでにやりたいこととして「セックス」と言い出す。

他の部員は動揺しつつも、文芸部で読む古典小説には性描写が多いことなどもあり、それぞれが「セックス」というものに対して興味が出てしまう。

性に翻弄される物語は、男性目線の作品しか読んだことがなかったが、本作は女性目線であり、新しさを感じた。

性に翻弄とは言っても性描写などは出てこず、やっと彼氏が出来たり、「セックス」とい表現が直接的すぎるから「えすいえっくす」に言い換えたりするくらいの、かわいらしいマンガになっている。

僕は男性で、高校生のときなんて、ずーっとえっちなことを考えてたようの気がするけど、女性だって思春期には性に対して悩むんだよなと、当たり前のことをひしひしと感じた。

彼女たちの今後を応援したい。7巻発売が楽しみ。