【映画感想】小松菜奈がかわいいだけの映画「恋は雨上がりのように」
「恋は雨上がりのように」を観てきました。
これは、うーんと、期待していなかったとおりの映画でした。
それ以上でもなくそれ以下でもない。
ネタバレありで感想を書くので、まだ観てない方は注意してください。
あとは、酔った勢いでこの作品が好きな方にとって不快なことも書きそうなので、該当する人はこれ以上読まないでください。
あらすじ
陸上の短距離で記録を保持している女子高生(小松菜奈)が、あるときアキレス腱を切ってしまい引退を余儀なくされる。
落ち込んでいるときにファミレスに行くと、心優しい店長(大泉洋)がコーヒーをサービスしてくれ、ついでにミルクを手から出すマジックまで披露。
店長に恋した女子高生は、そのファミレスでバイトを始める。
高まる恋心と、陸上へ戻りたいという(周りからのプレッシャーを受けながらの)想いを抱えつつ店長に告白。
はたして、この恋の行方はいかに。
2度は観たくない映画
「恋は雨上がりのように」を観た直後の感想は、もういいかなという感じでした。
先日観た「万引き家族」については、先日の記事で書いたように、考える切り口が多く、語りたいことが尽きませんでした。
何度も観て、いろいろな人と語り合いたいと思ってしまいます。
しかし、今回は特に一緒に観た友達と語りたいことも見当たりませんでした。
自分が店長だったらどうするかという話くらい。
でも、ただおもしろくなかったと書いてもつまらないので、何がおもしろくないポイントだったのかを書いていきます。
1、ストーリーがシンプル
ストーリがかなーりシンプルでした。
陸上に復帰する話と店長を好きという話の2つが、なんのひねりもなくストーリーのメインでした。
シンプルでひねりがなくすべて展開を予想できてしまうため、ストーリーとしてのおもしろさが無いのです。
やはり、ある程度の複雑性がないとおもしろいと感じることはできないようです。
2、登場人物に魅力がない
ただ、ストーリーがシンプルで予想できても、おもしろい作品はたくさんあります。
例が小説になってしまいますが、江國香織の「なかなか暮れない夏の夕暮れ」は、物語として大きな起伏はありません、
しかし、出てくる登場人物1人1人にその人の人生を感じられるのです。それが脇役であっても。
「恋は雨上がりのように」で魅力的な人物はどれだけいたでしょうか。
人生を感じられるのはメインの2〜3人といったところでしょう。
他の、例えば関西から来た主人公のライバルの子は、主人公を煽るという目的でしか存在していないように感じられるのです。
ストーリーがシンプルで深みがない上に、登場人物にも深みがないというわけです。
3、役者が素のまま
役者が素のままのように見えました。
大泉洋が演技をしているというよりも、もしも大泉洋がファミレス店長だったらといのを観ているだけのようでしたし、小松菜奈についても同様です。
役名よりも、役者の名前しか頭に入ってきません。
ぜひ映画では、役者ではなくそこに登場する人物を観たいです。
俳優が誰だったかを気にさせないくらいが理想です。
それでも好きなシーン
それでも好きなシーンはいくつかありました。
主人公の女子高生がオープニングでドリフトしながら走る映像は見応えがありました。
走る姿もとても綺麗でした。これは、姿勢に気をつけながら走った映像を若干早回しにしているのでしょうか。
それから、小松菜奈の部屋着シーンは最高ですね。
ところどころに挟まれる笑えるシーンも良かったです。
うん。細かく好きなシーンはいくつもあります。
おわりに
決して2千円近く払って2度も観たい作品ではありませんでしたが、本好きが主人公ってだけで本の虫としては好感が持てます。
疲れ切った目を小松菜奈を観て癒やしたい方におすすめです!
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