森博嗣「夢の叶え方を知っていますか?」
フジワラヨシトです。
本日紹介するのは「夢の叶え方を知っていますか?」です。
誰しもが夢を持っている、あるいは持っていたのではないでしょうか。
本書には、そんな夢を叶えるための方法や、夢そのものについて書かれています。
夢を実現させた人に共通すること
夢を実現させることは、自由を獲得する行為なのである。
夢を実現させた人に共通することは2つあります。
1、自分の夢を知っていること
2、それをなるべく早く実行すること
とてもシンプルです。
あなたの夢はなんですか?
「微かな夢」でも、それを抱くことで、今の沈滞した状況からたちまち抜け出せる、とはいえない。しかし、抜け出せるまで、あなたの精神を支えるだろう。
夢を叶えるためには、自分の夢を知る必要があります。
夢がない人には2つのパターンがあります。
・現在の生活にそこそこ満足できている、幸せを感じている、この状況が持続することを願っている。
・なにをやってもどうせ駄目だと諦めている。
でも、どちらにせよ夢を思い描いた方が良いです。もっと楽しくなるから。
あと、第2章では夢についてのアンケートの回答に、森博嗣がコメントをつけているので、「1、自分の夢を知っていること」で悩んでいる場合には参考にしてみてください。
「家族でいつまでも幸せに過ごしたい」
奥ゆかしい夢ではあるが、初詣で賽銭を投げて神様にお願いをしているようだ。(中略)きっと、本当の「野望」は表に出さないものだ、とお考えなのだろう。
こんなのが70個あります。
夢に向かって行動を起こす
今日、あなたは夢のために、何をしたのか?明日は何をするのか?
いつもそれを自分に問うことが、少なくとも僕が言える一番の「夢の実現方論」である。
夢が明確になったら、そのために今日できることを行動に移してください。
本書の中の例では、小説家が挙げられていました。
小説を書きたいという夢を持っている人は、今日小説を書き始めれば良いんです。
毎日コツコツ1000文字でも5000文字でも。
パソコンを持っていなかったら買う。
お金が足りなかったら、計画的にその分貯金する。
必ず夢のために今日できることはあるはずです。
また、行動を起こすことで分かることがたくさんあります。
やってもみないうちから、小説を書くコツを調べたりする必要はありません。
やってみて、壁にぶつかる度に工夫していけば良いのです。
さらに夢を叶えるための「方法」を1つ。
夢の実現を支援すると思われるものに、敏感でなくてはいけない。
情報の感度を高め、夢に繋がりそうなことを見逃さないようにします。
ある出版社が新人賞を作ったとか、 友達が小説を書き始めたとか、小説に繋がりそうなネタとか。
今日、夢のためにできることは必ずある。
夢が無い人、夢を持っているけど近づけずに困っている人、森博嗣がなぜ妻を奥様とあえて敬称で書いているのか知りたい人におすすめです。
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