希少資源を活用して生産性を上げ欲しいものを手に入れる生活をしよう。ちきりん「自分の時間を取り戻そう」
フジワラヨシトです。
本日紹介するのはこちら!
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「自分の頭で考えよう」「マーケット感覚をみにつけよう」に続くちきりん三部作の1冊です。今後の高生産性社会を生きていくためにはどれも必読です。
3つのポイント
- 労働時間を少なくして生産性を上げよう。
- 時間やお金のような希少資源を大切にしよう。
- 自分の手に入れたいものを考えよう。
生産性とは何か?
生産性とは集中度のことではありません。生産性とはあくまで「自分が手に入れたいもの」をいかに少ない投入資源で手に入れられたか、という指標です。
生産性は、分母に「インプット=希少資源」分子に「アウトプット=手に入れたい成果」の比率で計算できます。つまり、手に入れたい成果のためにどれだけ有効に希少資源(=時間やお金)を投入したかということです。
生産性=アウトプット/インプット
例えば、製品の良さを顧客にプレゼンするとします。そのときのインプットはプレゼンのための準備の時間やお金です。資料を作ったり練習したり製品について勉強し直したりする必要があります。アウトプットは契約してもらうことです。
さて、生産性を高めるにはどうすれば良いでしょうか。
A アウトプットを上げる
例ではより大口の契約を取ることです。
B インプットを減らす
同じ契約を取るにしても、10時間準備するより5時間の準備で済めば生産性が高いことになります。
希少資源とは何か?
生産性が高い生活とは、「時間やお金など人生の希少資源を最大限有効に活用し、自分が欲しいモノを手に入れる生活」です。
個人にとって代表的なものは時間とお金です。特に時間は貯めることができず1日24時間しかありません。そのため、時間を決して安売りしてはいけません。
ただ、お金に比べて無駄にしやすいのが時間です。なぜなら、お金は紙幣や硬貨、通帳に記載される残高のように見えやすいのに対して時間は見えにくいからです。
だからこそ意識的に時間を見るといいです。
今年も今日で約3%が終わります。
自分が手に入れたいものは何か?
職業人としてではなく、個人としてどのような人生を送りたいのか、仕事以外では、人生の時間をなにに使いたいのか。今よりはるかに強く、生きる意味について問われる時代がやってくるーーそれこそが高生産性社会を迎えるにあたって、多くの人が直面する本当の課題なのかもしれません。
自分が求めていることをしっかりと理解することが何よりも大切です。人生の方向性が定まっていなければ、希少資源をどこに投入すればいいかわからなくなってしまいます。また、同じ状況であってもその人が求めることによっては、生産性が高くも低くもなります。
結局、自分に深く問いかけることが大切なんですね。
おわりに
時間管理術系の本かと思いきや、生産性を上げることが主題でした。そのための希少資源が時間です。この本を読めば、生産性とは何か?そんなに大事なことなのか?機械みたいで楽しくないんじゃないか?など、数々浮かぶであろう疑問に丁寧に答えてくれています。高生産性社会に向けて、今日から生産性をあげてみませんか。