【Voicy文字起こし】「児玉健の遊び人トーク」#15 学生時代と今｜自然な生き方

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Voicyで配信されている児玉健さんの「児玉健の遊び人トーク」より「#15 学生時代と今｜自然な生き方」（２月８日公開）の文字起こしです。

Text by ふじわらよしと（ @FujiwaraYoshit0 ）※加筆、修正、太字等の編集をしております。

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#15 学生時代と今

「児玉健の遊び人トーク」ということで。今日は質問箱にけっこう来ていた「学生時代どんなことをしてましたか？考えてましたか？」について。

勉強が嫌いだった学生時代

僕は新卒で普通に不動産屋に就職をしておりますので、人並みに就職活動をしました。６年間バリバリ営業として働いた末に、２９歳ぐらいで会社を辞めて、こういう遊び人の方向へ行きました。

学生時代、僕は昔から塾に行かされて私立の小中一貫の男子校に入り、勉強をしなきゃいけない状況下に置かれながら全然勉強するのが好きじゃなかったという、典型的なおバカちゃんでした。

それに気づいてやばいと思って…分かると思うんですけど、こういう良い学校行ってるくせに勉強しないおバカちゃんにありがちなプライドだけはあるんですよ。だから、そこそこ良い大学に行きたいってプライドはあるんで、そういう大学を目指すんですよ。で、勉強してないからもちろん行けないっていう。

あのプライドは何だったんですかね。周りが良い大学に行くから、俺も行かなあかんねんなって思ってた。それに対して努力はしてないくせに、しょうもない目標とか行きたいっていう意欲はあったんでしょうね。

大学に入るのがゴール

そんなこんなで１浪して国立の大学に合格しました。大阪の阪大経済学部に行きました。で、僕は本当に馬鹿だったから阪大の経済学部に入ったところで、そこがもう終わりだと思ったんです。小学校から塾に行って、中高ではいやいや死ぬほど勉強させられて、そっから浪人してさすがに悔しいから勉強めっちゃして。

僕の中では大学に入ることがゴールだったんですよ。大学に入れば勉強しなくていいと。大学入るために勉強してた数年間がやっと終わった。だから大学に入って、学校に行かなくて良かったり学校サボることができたり、２４時間好きに使って良いみたいな。

追われるものがないですよね。浪人時代は、受験って１年後に受からなければいけないというものを背負ってる。でも大学の4年間はなんもない。追われるものがない。本当はあるんですけど…就職してどんな人生歩むかとか。

計画的に遊びまくった

そんなこと分かってなかったから、とにかく大学に入ったのがゴールですよ。そこからは本当に好きな事をしようって思って大学には行かなかったです。

大学って勉強しに行くもんじゃないですか。アメリカの大学とかって、大学は勉強するところで行ったからにはお金もかかるし勉強もするっていうのは、日本より当たり前ですよね。

でも、今それを分かったところで、俺は大学生に勉強せえよとは言えない。自分がやんなかったし。でもその分４年間という楽しい時間を大学生として過ごした。

めちゃくちゃ勉強してなかったし、大阪大学とか言うと、すごいですねと言われたり、俺のOBや先輩や後輩やと言われることもあるんですけど、めちゃめちゃ愛校心ないからね。先輩や言ったって全然知らんし。後輩や言っても、俺は全然阪大生を全うしてないし。勉強せんかったし。経済学部で、この教授にとか、経済学を勉強して今に役立っていますっていうのがまじで申し訳ないけどゼロ。あかんよ。これは本当に悪い例なんだけど。

でもとにかく遊んだ。すごい計画的に遊んでた。バイトはみんな始めるから…バイト楽しいじゃないですか。出会いがあったり。働くことは楽しかったね。

バイトばっかりしてると遊べへんと思って、バイトは週２って決めて塾の先生してました。ギャラが良くて、２，３日しかやらないくて、夕方以降みたいな。時給２，０００円１日４時間半で９，０００円を週２回最低入って、４週間で７２，０００円だったのを覚えてます。１回入るごとに９，０００円入るから、８万になったり９万になったり。７万から１０万の間で月々稼いでれば、残りの昼間全部と夜の５日間か８日間が遊べる。

それを持ってどうやって遊ぶかって事ばっかり考えてました。遊ぶのにもお金が要る。お金があった方が遊びやすいって思ってたし。

自分の毎日を自由に決める

とにかく自分でなんでもできる…勉強せえとか親から言われなくてもいいようになった。そういう呪縛から解けた大学時代でした。

バイト行って社会人と一緒に運動やって…僕はずっとアメフトやってたんで、アメフト社会人リーグでやったり、高校の同級生とバンドをやってました。あとはゲームしたり、友達と遊んだり。

あんまり大阪大学に友達いないよね。おれ友達と呼べる人は５人くらいしかいない。大阪大学ってすごいマンモス校なんですけど、学校行ってなかったから大阪大学でできた友達が５人くらいだったかな。今でも交流ありますけどね。

だから何の話かっていうと、効率を考えるっていうのは大事で、やっぱり自由な時間…僕の場合は４年間だったんすけど、あの４年はやっぱりかけがえがなくていろんな経験をした。海外に友達と行くとか、女の子と遊ぶ、彼女を作る、グループで遊ぶ、旅行に行くとか。

自分で毎日を自由に決めていく。それをどう効率よくたくさん使うか。だから今につながるんよね。僕は毎日、会社じゃないから朝の出勤時間がないし。９時に遅刻して怒られるとか夜１９時には帰らないといけない日があるとか全く決まりがない。

自分のスケジュールと、もちろん稽古だったら１３時に行かなきゃいけないとか、アポがあったら１１時に行くとか全然ありますけど。子供もいるから、子供を送って行ってとか、夜は家族と過ごしてとか、人狼どんな風にやってけん玉こういう風にやってとか、全部自分で決めてる。

自分の時間を持とう

で、ここは空けたいなとか、ここはやっぱりこうしときたいなっていう調整をしてる。今考えたら、大学生の生活に近かったかもね。稼ぐ必要がないっていう意味では大学生の方が自由ですけど…でも一緒かな。お金がついて来るか来ないかだけで、好きなことやるっていう、限られた時間でやるって意味では今とすごい似てるかな。

それって自然だと思うんですよ。もちろん勉強しないといけないとか、世の中の情勢のことを知らなきゃいけないとかあると思うんですけど、経験に勝る勉強はないと思う。不動産屋で６年勤めましたけど、僕は日経新聞が読めなくておもしろくなくて、やっぱり読めなかったです。今でも読まないし。

あかんと言われんねんけど、なんであかんのか分からんかった。無理はする必要なくて、新聞読んでる時間はなんかにあてりゃいいわけだから。あんまり、これはこうしなあかんみたいなことをやる必要は基本ないんです。自分でこそっと読んでなかったら良いだけだし。自分が好きな事をこそってやっときゃ誰にも迷惑かけないし。

学生とか就職の話をしようと思ったんですけど、今と学生が近いってのがおもしろいなって思いました。忙しいかもしれないですけど、ちょっとだけでも自分の時間と自分の好きな時間を持ってくださいね。はい、今日は以上です。