【Voicy文字起こし】「児玉健の遊び人トーク」#16 ひねくれ就職活動|就職活動
Voicyで配信されている児玉健さんの「児玉健の遊び人トーク」より「#16 ひねくれ就職活動|就職活動」(2月9日公開)の文字起こしです。
Text by ふじわらよしと( @FujiwaraYoshit0 )※加筆、修正、太字等の編集をしております。
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他にも魅力的な番組がいっぱい
#16 ひねくれ就職活動
「児玉健の遊び人トーク」ということで、今日も話していきたいと思います。前回の放送では学生時代のお話をしました。僕がクソ大学生だった話とか、そのときと今が似てるなぁみたいな。そんな話もしましたんで、気になる人は聞いてみてください。
前回の放送はこちら
【Voicy文字起こし】「児玉健の遊び人トーク」#15 学生時代と今|自然な生き方 - ヨリミチ書店
楽しかった就職活動
今日は就職活動について。15、6年前の話なんで全く参考にはならないですよ。システムが変わってるし、たぶん採用条件も変わってるし。でも何をやってたかっていうのを聞かれるんで答えます。
僕の場合は普通に真面目に就活をやってました。真面目にやってましたというか、就活楽しかったんですよ。3年生の、みんなが始める前からやってて、マスコミ関係に行きたいって願望があった。
なんの願望もなくだらだら大学過ごしてたんで、またいつもの一般的にええとこいったらかっこいいんやろう精神で、マスコミ・広告代理店・商社…銀行は全く興味なかったから受けなかったけど。そういう有名な商社とかマスコミとか広告代理店ベスト3みたいな。そんなんばっか受けてました。
特技はレトルトカレー
そういうとこに行くためには、いろいろやらなあかんことがあって。自己分析とかエントリーシートの書き方とか。それをうまくやることで就活がうまくいくみたいな話があったんでやりだすと、意外や意外けっこう楽しくて。
ちょっとひねくれてたので、受ける志望の会社の裏をかけばええんやろとか思ってました。この問って答えないのわかってて聞いてきてるから、こんなこと書いたら興味持ってくれるんでしょって思ってた。だから普通のことは書かなかったね。
自己 PR とか学生時代にやったこととか。普通のこと聞かれても、とにかく普通のことを書かずにわけわからんことも書いたり。キャッチコピーを自分に勝手につけたり。で、普通のことをおもろい言い方にできないかとかばっかりを友達と考えて、一緒に就活しようぜみたいなんで遊んでたから楽しかったかな。
もちろんそのときに受けた会社のことも調べたし、その会社でやりたいこととかも大学生なりに調べた。とりあえずエントリーシートって何も見えずに喋れへんのに振り落とされるわけだから、それは納得行かへんと思って、とにかく目立つことを書いた。
嘘じゃないけど…趣味とか書く欄あるじゃないですか。ああいうので映画鑑賞とか音楽とか書いたら負けやなって思ってた。映画鑑賞も音楽も大好きやけど、レトルトカレーとか書いてました。特技レトルトカレー。
そのとき一人暮らしで、いろんな種類のレトルトカレーを食ってて、レトルトカレーだったら結構な種類を言えると思ってたんです。レトルトカレーのおすすめとか、こんな変わったレトルトカレーあるよとか。けっこう言えるなと思って書いてたり、そういうひねくれた子でしたね。
面接官に行きたくないことがバレた
やっぱり呼んでもらって話させてもらわな、俺の良さなんてわからへんやろうと思ってたから、通らなきゃ意味ないと思ってた。とにかくエントリーシートを通してくれるところ。あとは偉そうに言うと、変なこと書いても呼んでくれる器のでかい会社って魅力的やんとか思ってたかもしれないです。
でも、結局マスコミだ何だっていうのはいっぱいを受けてたんですけど…どこだったかな。今更やからもう言うけど、住友商事さんかなんかの最終前の面接のときに、面接の人に「児玉くん実は商社来たくないでしょ?」って言われて、「そうなんすよね」って言っちゃったんですよ。
別に行きたくなかったわけじゃないんだけど、行きたいわけでもないですって。断る言い訳かもしんないけど、「児玉くんおもしろいから、商社じゃなくてもっとおもしろいところ行ったら?」みたいな。
そういうのがバレてたっていうので、1つ社会人はすげーなと思ったね。電通も最終試験みたいなとこまで行ったし、博報堂さんもいったんですけどなんかダメだったんですよ。やっぱり電通と博報堂とかってめちゃくちゃ行きたい人もいるし、熱を持ってる人もいるから。
いろいろやってきた中で、なんかしっくりこなかったっていうのがバレちゃうよね。顔に出るんでしょうね。真面目なんで(笑)そんな行きたくないなーって思っちゃうんですよ。そこまでやっといて。
なにをするかより誰と一緒に働くか
いろんな所を受けて1番行きたいと思って、本気でやったのはリクルートだったかな。ここに関しては業種とかそういうんじゃなくって、単純に行きたいと思いました。やりたいことなんか無かったんで、その中でじゃあどこ行くねんてなったときに、おもろそうな人がいるところ…おもろい人と一緒に働くっていうことにやっと気付いたんですよ。
やりたいことより誰と働くかみたいに考えたんですよ。それは正しいと思っていて、無理してやりたいことなんてする必要もないと思ってるし、今でも、本気でその人と働きたいと思ったとか、1日の相手してくれてる人がとても魅力的だったっていうのは単純に就職理由になってるな。
結局リクルートは落ちちゃったんですけど。すごくカッコ悪い話、最終面接でうまくいかなかったことを、うまくいってなかったですと言えず虚勢を張って、そのまま何も言うことないですみたいなことを言って帰っちゃって。
それが就職活動でどこ落ちたことよりも悔しかった。先輩とお話をした結果、リクルートと名のつくところ、リクルート出身の人が立ち上げた会社っていうのをそっから全部受け直したんですよ。
そしてリクルートコスモス…僕が辞めた時にコスモスイニシアってなってましたけど、リクルートの不動産屋さんにしました。そこが1番楽しかったから。1番そこにイケてる人がいたから。不動産を受けたのもその1社だけでした。
業種じゃなくて、魅力で売ってたところに行ったんですよ。そういう意味で魅力的な大人っていうのは、がきんちょの大学生にとってはとても大事なんだなと思ったし、そういう大人としての対応…学生目線に立ってしっかりと喋れるって言うのは大事なんだなと思いました。
それっていうのは今も同じなんじゃないかなと思います。そのときの人事の人より年を取ってるんで、もっと若い子にはちゃんと夢を与えてあげないといけないなと思う今日この頃の、遊び人おじさんでした。