【Voicy文字起こし】「児玉健の遊び人トーク」#11 遊びをみせる|仕事を遊びに 遊びを仕事に

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Voicyで配信されている児玉健さんの「児玉健の遊び人トーク」より「#11 遊びをみせる|仕事を遊びに 遊びを仕事に」(2月4日公開)の文字起こしです。

Text by ふじわらよしと( @FujiwaraYoshit0※加筆、修正、太字等の編集をしております。

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#11 遊びをみせる

「児玉健の遊び人トーク」ということで、日付変わってると思いますけど、聞いてらっしゃるときにはホリエモン万博http://expo.horiemon.com/)といって、堀江さんが六本木をジャックしていろんなことを同時多発でやるお祭りみたいな万博大人の文化祭とか言われてますけど、そちらの方に参加してきました。

僕が遊びのコンテンツをやってるということで、今回は人狼ゲームを劇場型にして見せたり、ラッパー人狼っていうラップと人狼ゲームを掛け合わせたようなイベントの審査員やってきたり、また1日遊んできました

僕はけん玉パフォーマーをやっていたり、人狼ゲームのお店を運営してるとともに、ニコ生でアルティメット人狼という見せる人狼…要は人狼ゲームを著名人とやってるところを見てもらって楽しんでもらう、観戦型の人狼ゲームをやってるんです。

遊びをみせるっていうのは、ちょっと違いますけどスポーツと近いかもしれないです。あれも遊びというかスポーツなんですけど…遊びをみせるっていうのはけっこう面白くて遊ぶっていうことと遊びをみせるっていうことは、同じようで違くてすごくチューニングが難しい部分もあるんです。

例えば、けん玉だとすごく分かりやすいんですけど、けん玉という競技があるんです。トーナメントで世界一を決めるみたいなのは、難易度の高い技をどれくらい正確に決めるかとか、そういうジャッジの仕方になります。

それを見て、もちろんおもしろいんですけど、僕らけん玉パフォーマーっていうのは勝ち負けがあんまりない。戦ってるのがお客さんなんで、僕らがどんだけ超絶難易度の技を決めたところで、お客さんがポカーンとしてたのと、難易度はそんな高くないんだけど見た目がとっても派手で、すごくお客さんが楽しんでくれたなら…けん玉を決めた後にヒゲダンスしてるのがウケたみたいなことって、どっちが勝ちかってなると後者なんです

パフォーマーの勝ちは、お客さんが楽しんだら勝ち。お客様がつまんないって言ったら負け。競技になると本当にに勝ち負けがあります。分かりやすく言うと、体操の金メダリストになる人と、シルクドソレイユ(http://www.kurios.jp/index.html)とか世界一のサーカスでパフォーマーをやってる人っていうのは、どっちがすごいかわかんないっすよね。

もちろん金メダリストは世界が認める素晴らしい人。難易度の高い技を持った人。でもシルクドソレイユとかの世界最高峰のサーカスで魅せる体操のような身体能力というのも、ひとつの世界トップの評価を受けるもの。ただ軸が違うだけ

で、人狼ゲームを知らない方もいらっしゃるかもしれないですけど…会話を使ったゲームをやったときに、基本的な勝ち負けを目指してるわけです。もちろん見せる人狼も勝ち負けが絶対条件です

僕は個人的な考えとしては、見てておもしろければ勝ち負けがどうなったっていいとは全く思わないです。それは、そもそも人狼ゲームを否定することになるんで、なんか元も子もない気がする。だから勝負にこだわった上でどう見せに行くか。どう客さんに楽しんでもらうか。勝負は並行してやっていく。

どっちも難しいと思うんです。例えば注目が集まってる人に話を…スポットを当てる。もしくは分かりやすい対決構造を取る。あるいは何をしてるか分かりやすいようにお客さんに説明をちゃんとする。ただ説明的になり過ぎたり、そんなこと僕がずっと喋ってたらゲーム自体が動かない。そういうところがなかなか難しいバランスなのかなと思ってます。

どっちが好きなんかなっていうのを、自分でも自問自答してみるっていうのは、遊び方のヒントになると思ってるんです。もちろん極めて勝ち負け、もしくはポイントや難易度をクリアしていくっていうことが好きな人もいれば、教科書的なものから外れて自由にやること…例えば今だったら SNS とかに投稿して、共感してくれる人を探すとか。

どっちかっていうと、今風なのは後者なんかなと思います。ユーチューバーだってある意味そうだと思います。公式のアナウンサーとか話し手ではないかもしれないけど、しゃべりとか編集がおもしろかったりそれが見やすいことによって、すごくウケてる。だから遊びを極めるって言ったって、いろんな方向があるんですよ

どっちも結局は、たどり着くところは一緒な気がします。例えば、すごく当たり前ですけど、オリンピックの金メダルの選手がおもしろくないかっていうと、観ててハラハラするよね。極めてる、かつ魅せるものとして成り立っているもの。プロ野球日本シリーズみたいな緊迫した試合っていうのは、選手は勝つことだけを考えてやってるんだけど、結果的にすごいレベルだから見せるものになってる。そういう事はけっこうあるんじゃないかな。

ただ、最初からそこに行くのは難しいんで、まずは自分はどっちが好きなのか。どっちかの方向にシフトしながら、遊びを自分の好きなようにやっていく。極めていくっていう楽しみはあるんじゃないかな。

お客さんに見せる娯楽って、もともと自分のためにあるわけじゃないですか。でも僕は娯楽をクリエイトする側に回ってきたので、もちろん自分が遊ぶことも大事だし、この遊びを魅力的にみんなに見せることもとっても大事だと思ってる。

でも僕は遊ぶのはやめないんですよ。これで遊びを見せるだけに回ってしまうと、感覚麻痺すると思うんです。僕が好きじゃないのは、遊びを提供してる人間が遊んでないこと。僕もときどき遊んでないなって思うときがあるからいつも思うんですけど、遊びを提供する側が世の中いろんなエンタメとか遊びを知らないと、やっぱりダメだと思うんです。言い訳にならないよね。

僕は皆さんに見せる方だからとかじゃないからね。どの業界でも言えるんちゃうかなと思います。食べ物を提供する人には食べ物が好きであってほしいと思うし。忙しければ忙しいときほど、遊びの体験をしに行こうと思います。

ニューヨークに12月行ってたんですけど、プライベートで行ってて。めちゃめちゃ興味があったわけでもないけど、ニューヨーク中心にあるブロードウェイとか、そこにあるいろんなエンタメっていうものを何個か見たくて行ったっていう。国によってどういうやり方をやってんのかっていうのに興味があったから。

もっと世界の音楽祭とか祭りとかおもしろいのにはどんどんどんどん行きたいんやけどな。今年は行こうかなと思ってます。今回のホリエモン万博とかもエンタメの塊ですから。新しいことをどんどんやってるから、そこに関わる事ってすごい嬉しかった。全力でやるし、遊んでるし。今日も、もう実は夜の12時ぐらいなんですけど、朝9時から夕方6時ぐらいまでは、その人狼のイベント2つでハシゴして、そっから品川のフエルサブルータ(http://fbw.jp/)のホリエモン万博バージョンを見に行って、普通にさお客さんで遊んできて、今からちょっと打ち上げで皆さんで遊びに行くという感じ。

遊びと遊びを見せる方向をバランスよくやるのが、遊び人としての大事なことなんじゃないかなって思います。だから面白いですよ。これが遊びを仕事、仕事が遊びっていうことなんかもしれんなと思います。

そんなところで、またまた今回もVoicy聞いてくれてありがとうございます 。児玉健の遊び人トークでした。 

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