人々をインスパイアさせる方法には共通点があった。サイモン・シネック「WHYから始めよ!」
フジワラヨシトです。
先日初めて読書メーターに登録しました。
同じ本を読んだ人の感想が読めてなかなか楽しいです。
さて、本日はサイモン・シネックのWHYから始めよ!を紹介します。
本書はTEDで人気になった内容を書籍化したものです。
帯によると、視聴ランキング第3位で1700万回以上の再生があったようです。
そのTEDがこちら。日本語字幕あります。
Start with why -- how great leaders inspire action | Simon Sinek | TEDxPugetSound
ゴールデンサークル
人をインスパイアする企業や個人にはある共通点がありました。
それは、行動や考え方がゴールデンサークルに従っていたのです。
ゴールデンサークルとは三重の円をしていて内側からWHY,HOW,WHATとなっています。
WHATは「していること」
HOWは「手法」
WHYは「理由」
を意味しています。
普通の人と傑出した人の違い
普通の人は、ゴールデンサークルの外側から考え行動します。一方、傑出した人は内側から考え行動します。
傑出した企業であるアップルが、一般企業のようにゴールデンサークルの外側から考えマーケティングメッセージを作ったらどうなるでしょう。
われわれは、すばらしいコンピュータをつくっています。
美しいデザイン、シンプルな操作法、取り扱いも簡単。
一台、いかがです?
まあ普通ですね。
実際にアップルが行った、ゴールデンサークルの内側、つまりWHYから始めたメッセージがこちら。
現状に挑戦し、他者とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。
製品を美しくデザインし、操作法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。
その結果、すばらしいコンピュータが誕生しました。
一台、いかがです?
ぐっっときますよね。
なぜその製品をつくったのか。そこに共感できることが重要です。
人は WHATを買うのではなくWHYを買っているのです。
信条に共感してから、64GBにするか128GBにするか、色はシルバーかジェットブラックかなどを悩みます。
僕も気づいたらMac、iPad、iPhoneを使うようになっていました。
具体的に理解する為におすすめ
本書の核となる部分はTEDの中で紹介されています。わざわざこのゴールデンサークルというアイデアを知る為にWHYから始めよ!を買う必要はありません。
ただ、数多くの企業や人の事例を用いて繰り返し説明してくれているので、もっと具体例で理解したい人にはおすすめです。