なんのためにお金を稼ぐのか。なにが幸せなのか。「持たない幸福論」の感想
★★★★☆(また読みたい)
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない
pha
28歳でニートになった著者
著者であるphaさんは28歳のときに仕事を辞め、それ以来定職に就かずふらふらした生活をしている。
生活費は「ブログを書いたりサイトを作ったりとか、古本やデジタル機器を安く手に入れてネットで売ったりとか、ときどき文章を書いて原稿料をもらったり」することで稼いでいる。
稼ぐと言っても年に100万円程度。東京に住みながらそんなに収入低くて生活できるの?遊べるの?っていうのが素直な疑問だ。
自分がやりたいことが実現できている
もちろん生活できているし遊べている。
著者のやりたいことは「自分のペースで生活に実感を持ちながらゆっくりとくらす」こと。その日の気分でのんびり本を読んだり昼寝をしたり。
著者の趣味はパソコン以外に読書、料理、将棋、園芸などがある。読書は趣味の中でも格段にコスパが良い。
図書館に行けば大量の本が無料で借りられるし、ブックオフに行けば100円で買える。そのわりに長い時間楽しめるし、自分の世界が広がる。また、日常生活そのものも気づきなどがありおもしろいそうだ。
他にもお金を使わなくても楽しく過ごす方法が書いてある。そんな工夫をすることで、著者は年収100万円でもやりたいことを実現し楽しく生活できる。
幸せのためにお金を稼ぐ
どんなときに幸せを感じるか?なにをしてると時間があっという間に過ぎるのか?
自分によく問いかけ、その幸せを実現するために必要なお金を稼げば良い。
たしかに老後のため、いざというときのため貯蓄があった方が良いという意見もある。でも、そういう曖昧な理由で心をすり減らして働くくらいなら、いざというときに助けてくれる友達がいたり、定年という概念にとらわれずに働き続けられるスキルを身につけたりした方が良い。
お金は所詮ツールだから。
まとめ
なんのためにお金を稼ぐのか、なにが幸せなのか、少し立ち止まって考えたいあなたにおすすめです。
ふじわらよしと( @FujiwaraYoshit0 )でした。