個人的に楽しく生きるためにマネークリップをとりあえず試してキャッシュレスへ
先日「個人的に楽しくなるにはどうすればいいか会議」というひろゆきさんがやっている動画を見ました。(正確には部屋の片付けをしながら聞きました。)
【ひろゆき】個人的に楽しくなるにはどうすればいいか会議。#1 - YouTube
マクロ(大きい視点)で見ると日本は衰退していくけど、その中で個人的にどうすれば楽しく暮らせるのか、ひろゆきさんが視聴者のコメントを拾いながら話していくという動画でした。
この動画を見て(いや聞いて)、
「ミクロ(小さな視点)で考えるって大事」
って思いました。「日本は」とか「世界は」みたいな大きな主語で話している、あなた自身は人生を楽しんでるのかと。
シンガポールで日本食レストランを経営している方はこんなことを言っていました。
「貧困問題に取り組むとか大きなことを語るのもいいけど、まずは自分のコップを満たしていいんだよ。そしたら自然と水が溢れてくるから。」
もっと自分をしあわせにしてあげていいんだと安心したことを覚えています。
では、僕はどんなことをしているときが楽しいのか。
自分を楽しませる方法の1つは、とりあえず試すことでした。なにかをとりあえず試すと、必ず変化があり個人的に楽しいんです。
今までもいろいろなことをノリで試してきました。大学生のときは(ありがちですが)急に思い立ってフィリピンに行ったり、竜神バンジーをしたり、相席屋に行ったり。
「イエスマン」の影響か、誘われるとほいほいついて行っちゃう性格なんです。
こんな風にどこかに行くだけでなく、ミニマリストになったりと、生活スタイルもいろいろ試しています。その中でも個人的にキャッシュレス生活をしていてすごく快適なので、今日はその話をします。
- マネークリップとは
- でもマネークリップって不便そう
- マネークリップの良さ
- キャッシュレスへの壁
- なぜあなたはマネークリップを使わないのか
- とりあえず試してみる
- キャッシュレスの生活
- クレジットカードが怖い
- おわりに
- こちらもどうぞ
- このブログについて
マネークリップとは
僕が財布を使わなくなって(同時に現金もほとんど使わなくなって)約1年経ちました。それまでは数年ごとに、自分にとって高価な財布を買ってドヤ顔で使って自己顕示欲を満たしていました。
大学生のときは3〜4万円の「ちゃんとした」財布を使おうと思って、GUCCIの二つ折りの財布を使っていた時期もあります。(さすがにそれ以上の金額を財布に支払う気にはなりませんでしたが。)
ところが1年前に、マネークリップとやらを使っている人の記事を読みました。周りにマネークリップを使っている人がいなかったので、なんだそれはと思ってAmazonで調べてみると、お金とカードを挟むためのクリップがたくさん売られていました。しかも、3,000円も出せば質の高いものが買えそうです。
お金をクリップで留めるだけってかっこいい!ワイルド!これはとりあえず試してみるしかないと思って、すぐに「STORUS(ストラス) スマートマネークリップ 」を買いました。
僕は普段、カードを4枚、お札を3〜5枚くらい挟んで使っています。日本銀行券は二つ折りにすると、わりとマネークリップからはみ出しでしまい角がボロボロになってしまうので、僕は三つ折りにしています。
千円札は夏目漱石の右目を基準に折ると綺麗に三つ折りにできると発見したり折る速度が上がったりと、日々技術が向上しています。
いざ現金を支払うときはお年玉をレジの店員さんに渡す気持ちで払います。良いことをした気分になれます。
でもマネークリップって不便そう
マネークリップを使ったことがない人がよく心配するのは、小銭をどうするかとどのカードを持ち歩くかです。
小銭については、そもそも現金を使う機会ってほとんどない(マネークリップに移行したのと同時期にキャッシュレス生活に変えた)ので問題ありません。
ごく稀にお釣りで小銭を受け取ってしまうことがありますが、そのときはズボンの後ろポケットかバックに突っ込んでおけばおっけーです。小銭はじゃらじゃらして重くて邪魔なので、自然とできるだけ現金を使わないようになります。
カードはクレジットカード・免許証・保険証・Suicaを入れています。SuicaはiPhoneXのWalletに移行したので使ってませんが、カードが3枚だけだとスカスカするので入れっぱなしにしています。
ポイントカードは作らないようにしているので持っていません。TカードだけはTSUTAYAでDVDをレンタルするために持っていましたが、Netflixがある今、DVDをレンタルすることもなくなったので廃棄しました。
ただ、どうにもならないのが歯医者と美容院のカードです。残念ながら電子化されていないところが行きつけのためカードを持っていますが、どちらも必ず予約してから行くので、普段カードは家に置きっぱなしにしていて予約をしたその日だけ持っていくようにしています。
マネークリップの良さ
マネークリップは持ち運びやすくて安価なところが良いです。薄くて小さいのでズボンのポケットがパンパンにふくれ上がることも、後ろのポケットからだらしなくはみ出すことも、わざわざセカンドバックを持ち歩く必要もありません。さっとズボンのポケットにしまえば手ぶらでスマートに外出できます。
さらに財布に比べて安いです。3,000円くらいで十分な品質のものを購入できます。断然
STORUS(ストラス) スマートマネークリップ がおすすめです。
一方、財布は象徴的な地位財(周りの人との比較でしあわせを感じる財)です。できるだけ高価なものを使い、かつての僕のように自己顕示欲を満たしている人が多いのではないでしょうか。
だって、財布の役割って本質的には現金とカードを持ち歩くためのもののはずで、機能としては数万円のも数千円のもたいして変わらないですよね。いくら数万円のものの質が良いとはいっても、何十年も使い続けることも無いでしょうし。
藤井7段のようにマジックテープがついている安価なもの(マジックテープがついている財布は安価なことが多いですよね?)でもいいはずが、そんな人は年齢が上がるについれてほとんどいなくなります。
僕の友達でも1000円以下の財布を使っているのは1人だけです。ふらふら海外を放浪したりカホン で遊んで暮らしていて、他人の目線を全然気にしない彼くらいです。その他の友達は高級そうなブランドの財布を使っています。
マネークリップは、そもそもほとんどお札とカードしか見えないため、どこのブランドのマネークリップかなんてよく見えません。さらに、周りが財布を使っているなかでマネークリップを使うと、同じ財布という軸ではないため安物とすら判断しようがありません。だから、自己顕示欲満たしたい!って人も安心して3000円のマネークリップを使ってください。
キャッシュレスへの壁
マネークリップが広まるためには大きな壁があります。それが、キャッシュレスという生活様式へのシフトです。
キャッシュレスとは、現金(紙幣・硬貨)以外の方法で支払うことです。
この割合(キャッシュレス支払い手段による年間支払額÷国の家計最終消費支出)が日本では2015年に20%程度で、キャッシュレス化が進行している国々の40%から60%と比較すると低い結果となっています。韓国なんて90%近くもあります。
各国のキャッシュレス決済比率の状況(2015)
この統計の算出方法には銀行口座間の送金が含まれていないなど、よりブラッシュアップすべき数字ではありますが、僕の実感値と合っています。
オンラインではキャッシュレスで買い物をするけど、オフラインでは現金を使う人が多いです。たとえば、Amazonでの買い物やLineのスタンプは登録済みのクレジットカードで買うけど、コンビニで買い物をしたり鳥貴族で飲むときは現金で支払います。
そして上の世代になるにつれてオンラインで買い物をする割合自体も下がるため、より現金を使う割合が高くなります。僕の祖父母は100%現金で買い物をしています。そうすると、だいたい消費額の20%程度しかキャッシュレスで支払っていない結果となります。
日本でキャッシュレスが進まない理由は経済産業省の「キャッシュレス・ビジョン」によると4つあります。
(1)盗難の少なさや、現金を落としても返ってくると言われる「治安の良さ」
(2)きれいな紙幣と偽札の流通が少なく、「現金に対する高い信頼」
(3)店舗等の「POS(レジ)の処理が高速かつ正確」であり、店頭での現金取 扱いの煩雑さが少ない
(4)ATM の利便性が高く「現金の入手が容易」
(出典)経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」
日本の「良いところ」が裏目に出てしまっていますね。
中国で急速にキャッシュレスが進んだ背景には、現金を使うことで偽札やマネーロンダリングの問題が生じていたからだといいます。また、キャッシュレス化が進んでいるスウェーデンや韓国にしても、社会のシステムを変え(現金を受け付けない店が出てくるなど)、そこに消費者がついていってキャッシュレス化が進んだようです。
なぜあなたはマネークリップを使わないのか
でも、今日はそんなマクロの話はいいのです。個人的に楽しくなりたいだけですからね。もっとミクロの視点で見てみましょう。
日本ではなぜ個人のキャッシュレス割合が低いのか。ひいてはなぜこんなにも僕の属するコミュニティーの人はマネークリップを使わないのか。僕の友達にマネークリップを使ってもらうことが今回のテーマです。
なぜ僕がマネークリップの使用(キャッシュレスの象徴)を勧めるのかというと、個人的にしあわせだからです。現金が財布からなくなる度にATMで引き出さなくてもいいし、支払いのときに小銭をじゃらじゃらさせる必要もないし、なにより身軽です。単純に現金と比べて便利なんですよ!
そんなメリットがあるのに個人的にマネークリップを使わない人の理由は変化することがめんどくさいからです。とにかく今の生活を維持したい。別に今のままでも(慣れているから)不便に感じることはないし、昨日と同じ今日がいい。
そんな風に考えて行動しているから、現金を使うことがよほど不便にならない限りマネークリップの普及(キャッシュレス化)は進まないでしょう。どれだけキャッシュレスが便利か主張しても無駄でしょう。
それは格安SIMの普及率を見ても明らかです。2017年9月格安SIMサービスの利用動向調査によると、大手キャリア(au、SoftBank、docomo)を使っている人の割合は84.4%もあります。
どう考えてもスマホを大手キャリアで使っているより安くなるのにこの割合です。今後も払い続けるであろう固定費なんだから、安くした方が良いのに!
もちろん大手キャリアのサービスを利用したいがために、あえて使っている人もいるでしょう。でも、僕の調査(n=3)では格安SIMってなんとなく知っているけどなんかめんどくさそうだから移行してないって人が100%でした。
ただ、たしかに移行するのはめんどくさかったです。なんだかんだ1ヶ月くらいかかりました。どこの格安SIMにするか検討して、解約の電話をして、MNP番号をもらって、店舗でSIMロックの解除をして、届いたSIMカードを挿入して、やっと移行できます。
イニシャルコスト(初期費用)が高いと、得することが分かっていてもどうしても行動に移せないものです。解約料金、本体代金、SIMカードの代金。得することが分かっていても、ハードルが多くてあきらめちゃうんでしょうね。
格安SIMに比べたらマネークリップに変えるなんてたいしたことではありません。Amazonで3000円払ってマネークリップを購入して、カードと現金を挟むだけです。
ただ、人によってはキャッシュレスに生活様式を変える必要があるんですよね。マネークリップを使う場合、現金を使ったりポイントカードなど複数枚のカードを使ったりするのには不便すぎますから。
ほら、そう考えるともうめんどくさいですよね。別に現金でも不便を感じているわけじゃないし。
とりあえず試してみる
でも、とりあえず試してみないと、マネークリップの良さなんて分かるはずがありません。いざキャッシュレス生活をしてみれば現金を不便だと感じるはずなのに。
で、もしマネークリップが使いにくかったら、すぐに元の現金財布生活に戻せばいいだけでです。マネークリップキャッシュレス生活が合わなかったことが分かるという新しい発見をできるじゃないですか。
以前、友達との雑談のなかでkindleと紙の本どちらが良いかという議論になったことがありました。僕はあえてポジションを取ってKindle派として話ましたが、それは紙の本もKindleも使い倒してからの意見です。ところが途中で分かったことですが、紙派の人たちはKindleを使ったことがないのに、一生懸命紙が良いと主張していたのです。
これでは話にならないなと思って議論自体をやめました。体験もせずに想像で語っていても何も始まりません。変化が怖いと言っているようなものです。
Kindle(https://amzn.to/2rY1QW4)なんて1番安価なものだと8000円程度だし、アプリなら無料です。日常的に本を読む人はとりあえず試してみたらいいと思います。
いつも通りの流れで行く花金の飲み会を断れば、今週末はKindleをとりあえず試すことができます。どちらが良いか話すのはそれからです。
しかも、こういったデバイスはハマれば一気にQOLを上げてくれるので、僕はとりあえず買って試すのが大好きです。AirPodsも買って良かった。
キャッシュレスの生活
マネークリップを使うとキャッシュレス生活になります。まずは現金とポイントカードから開放されます。僕のキャッシュレス決済割合は95%以上です。現金で支払うのは、カードが使えないレストランに行ってしまったときくらいです。やっちまったと思いながら現金で支払います。できるだけ2度目は行かないようにしますけどね。
そうすると、ほとんどクレジットカードで支払えているので、わざわざ家計簿みたいなのをつけなくても、クレジットカードの明細を見ればどんな用途でお金を使ったかだいたい分かります。
あとは、Suicaもあれば心強いでしょう。クレジットカードが使えない店でもSuicaが使えることが多いです。Suicaのチャージはアプリでクレジットカードから入金します。
キャッシュレスにしてから、もうすべてがスムーズでQOLだだ上がりです。でも、周りの友達もキャッシュレスにしてくれないと、割り勘のときに現金を使わざるを得なくて不便なので、こうして啓発活動をコツコツ続けています。
クレジットカードが怖い
クレジットカードが怖い人の頭の中は「クレジットカード=借金=怖い 」となってしまっているんでしょうね。
実際はむしろクレジットカードの方が現金より安心です。だって、現金は財布を落として抜かれたらそれまでですが、クレジットカードは盗難保険で保証してくれますからね。
僕が以前クレジットカードを落としたときは、気づいたときにクレジットカード会社に電話して、利用を停止してもらって、再発行して何事もなく終わりました。たまたま不正利用はありませんでしたが、あっても保証してくれるはずだしってことで不安はありませんでした。
あとは、クレジットカードを使いたくない人の中には、使いすぎてしまいそうで怖いという人がいます。この人たちは、デビッドカードなんかもありますが、とりあえずSuicaを支払いのメインにしてみたらどうでしょうか。
プリペイドで先にチャージするため、それ以上に使いすぎる心配もありませんし、わりと使える店も多いです。
おわりに
マネークリップ普及啓発活動をちらほらしているのですが、実はまだ僕以外のマネークリップ愛用者に会ったことがないんです。
もしもこの記事を読んでマネークリップに興味が出た人がいたら、とりあえず試してみてください。そして、どこかのレジでお会いしましょう。互いのマネークリップを見てにやりとできる日を楽しみにしています。
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