【Netflixオリジナル】カルト教団による15年間の監禁からNYへ「アンブレイカブル・キミーシュミット」
Netflixのオリジナル作品はたくさんあってどれを観たらいいか分からないので、思い切ってレコメンドされる順に1話ずつ観ることにしました。
すでに観た作品やドラマ以外は飛ばして、最初は「アンブレイカブル・キミー・シュミット」になりました。
マッチ率は驚異の97%ですが、、、
「アンブレイカブル・キミー・シュミット」
★★★☆☆
星3つで、続きを観たいとは思いませんでした。
昨日観た「ルーム」に引き続き、また監禁から脱出ものでしたが、ジャンルは全く違って「アンブレイカブル・キミー・シュミット」はかなりコメディ色が強かったです。
シーズン4まで続いているので、かなり人気はありそうです。
あらすじ
主人公のキミーは、他の3人の女性とともにカルト教団の教祖によって地下室に監禁されます。
クリスマスを祝おうとしているところに、FBIが突入して救出されるところから話は始まります。
オープニングはかっこよかったです。突入する場面を見ていた一般の人をテレビ局が取材した映像を編集して音楽にしていました。百聞は一見にしかずということで、オープニングだけでも観て欲しいです。
キミーは世間でモグラ・ウーマンと呼ばれることになりますが、被害者として扱われるのが嫌で、1人モグラ・ウーマン基金で集めたお金を持ってニューヨークで暮らすことにします。
とはいっても、中学生の頃から地下室に監禁されていたため頭は中学生のままです。
ウィンドウショッピングをしておしゃれな服を買うのかと思いきや、ピンクのきらきらのスニーカーを買ったり、お菓子を大量に買ったりして喜んでいます。
家が必要になったキミーは新聞の広告を頼りにあるアパートに行きますが、黒人でゲイで家賃を2ヶ月滞納しているかなり個性が強い人と同居することに。
さて、キミーはニューヨークで暮らしていけるのか。
自分が何を感じたか考える
続きを観ようとは思わないと書きましたが、それはコメディー色が強すぎて軽い作品に思えてならなかったからです。本作を観ても特に感じるものがありませんでした。
たとえば、カルト教団による監禁はキミーが不慣れなニューヨークであたふたするための設定に過ぎません。
僕にとってドラマや映画などの作品を観るという行為は、自分が何を感じるかという自分観察をすることがとても大切です。
その感じたことのいくつかは言語に落とし込んでブログに書きますが、中には言葉にできずぼやーっといつまでも心に残っている感情があります。
そんな感じで作品よりも自分が主体なので、観るタイミングによって作品への思い入れが大きく異なっています。
だから、フラットな視点で作品の出来を批評することができないので、映画批評ではなく映画感想と言うようにしています。
思い入れがある作品といえば「ターミナル」です。
留学し始めた頃に、周りの人と打ち解けられるか不安に感じているときがありました。
そのときに偶然観た映画が「ターミナル」で、言葉が通じなくても人と人が打ち解けていく様子が描かれていました。
涙は枯渇しているのでどんな感動作を観ても泣きませんが、「ターミナル」を観たときは自然と涙がこぼれてきました。
「アンブレイカブル・キミー・シュミット」に話を戻すと、今の僕には本作みたいなコメディは必要なかったのかもしれません。
でも、何も考えずかる~くドラマを観たいときももちろんあります。
そんなときには「アンブレイカブル・キミー・シュミット」を自信を持っておすすめします。
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