ホリエモンの「健康の結論」を読んですぐに歯医者を予約した。

健康の結論

 

なぜかほとんど風邪も引かない僕は、予防医療なんて言葉に興味をもったことはありませんでした。でも、先日おじいちゃんが入院してQOLがだだ下がりしている様子をみて、油断できない!と思いました。これは早めに対策を打っておかなければ、大好きな旅行もできなくなってしまう!そんな危機感を抱いていたときに予約を開始した本書がやっと先日届いたので、貪るように読みました。

堀江貴文さんの「健康の結論」は、予防医療の入門編としておすすめです!

目次

はじめに 高パフォーマンスで人生100年時代を生きる戦略 
第1章 働き方のアップデート法(次世代を生きる)
第2章 生きるモチベーション(メンタル管理と自殺予防)
第3章 命を救う行動力(心臓突然死を防ぐ)
第4章 がんで死なないために(病気予防の考え方)
第5章 脳をクリアに保つ(脳血管疾患を防ぐ)
第6章 いま知っておくべき「HPV」とは?(産婦人科医に聞いた話)
第7章 歯周病予防で全身を守る(日常習慣を変える)
第8章 ホリエモンの予防医療サロン(落合陽一編)
おわりに 予防医療で人生のワンクリックを減らす

本書は自殺から歯周病まで、予防できる死を防ぐ(確率を下げる)方法について様々な切り口から書かれています。僕の勝手な先入観で「病気」に関する本だと思っていたので、自殺やメンタル面の話から始まったときは少し驚きましたが。

章の合間には、「医者に聞いた次世代の議論」としてコラムが書かれています。情弱な僕にとって医師のコメントがあると説得力が増したような気がしてしまいます。

あとは例に漏れず最近のこういった類の本らしく、ところどころに1ページまるまる使って本文の1部を切り取った名言(結論)がどどーんと書かれています。(早くこのブーム去れ!)

防げる病、防げる死

実は防げる病や防げる死はたくさんあるんです。

例えば、胃がんはピロリ菌を除去して、歯周病は定期的なクリーニングと歯ブラシとフロスをしていれば相当な割合で防ぐことができます。この他にも、病や死のリスクを低下させる方法はたくさんあるあります。普段からみなさんが行っている交通ルールを守ることなんかも含まれるかもしれません。

でも、病や死のリスクを低下させた方がいいことはわかっていても、学校や会社での健康診断以外に病気になってもいないのに病院に行く人はどれくらいいるのでしょうか。

僕は全然実行できていませんでした。僕が健康のために行っていることと言えば、年に1度会社の健康診断を受け、睡眠は7時間以上取ってストレスを発散し、1日3回の歯磨きの後にフロスをしていることくらいでしょうか。3ヶ月に1度歯医者に行くことも無ければ、健康診断以外でわざわざ病院で健康をチェックすることもありません。

知識とお金

行動に起こせなかった理由は、知識とお金と時間が不足していたことが原因です。

健康についての知識はなんとなくネットで見聞きすることを付け焼き刃程度に知っているだけで、エセ科学などもあり何が本当か素人には分かりにくいです。さらに、検索するときはすでに罹患していることがほとんどです。なんらかの不具合を感じて、解決方法が分からずに検索するからです。

予防医療を行うためには、罹患する前の健康である今から情報を集める必要があります。本書にはすぐに行動しやすい「健康の結論」が書いてありますので、第一段階の情報収集にもってこいです。本書を予防医療の知識を深める入門編として活用し、あとは少しづつ知識を増やして予防できることを実行していきたいです。

また、お金がないと診断や治療もできません。以前読んだ「最貧困女子」に書かれているような経済状況では、病気にも罹っていないのに予防するためにお金を支払うことが難しいということは理解できます。1台の軽自動車に友達と乗り合いをして格安の服を買いに行ってガソリン代を割り勘するくらいですからね。

www.fujiwarayoshito.com

しかし、病気にかかる前に予防しておいた方が結果としてお金や時間を節約できることは自明です。予防するお金が払えず、病気に罹り、より多額の支払いが必要になる。貧乏な人は貧乏であるがゆえにさらに貧乏になってしまうというのは、恐ろしいスパイラルだなと感じました。

ただ、ここまで貧困でなくても、自分の中で優先順位を下げている人は多いのではないでしょうか。下の本にはピロリ菌を調べるためのキットが付属していて、2500円程度で菌の有無を調べることができます。

ピロリ菌やばい ([テキスト])

ピロリ菌やばい ([テキスト])

 

でも、実際に手元に2500円あったら今日の飲み代に使ってしまう人も少なからずいるはずです。はい、僕です。本だったら2冊買えちゃうし、、、。

こんな僕みたいな人は本書を読み予防医療への関心を深め意識改革から始めましょう。本書のような本に興味を持つ時点で、すでに予防医療への関心は高いと見受けられますが。

実行あるのみ 

本書を読み終わったあと、すぐに歯医者の予約をしました。もちろん歯石のクリーニングと虫歯などの異常がないか診てもらうためです。

知識とお金があっても実行しなければ何にもなりません。本書を読んだ時間すら無駄だったのではないかと思えてくるほどです。

さあ、あなたもすぐに歯医者を予約しましょう!

健康の結論

健康の結論

 

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