池上彰「学び続ける力」で紹介された本29冊まとめ

池上彰さんの「学び続ける力」を読みました。

本書は池上彰さんがどのように学び続けているのかが書かれていて、「教養」とはなにか「学び続ける」とはどういうことかについて考えることができる本です。

その中で29冊の本が紹介されていたので、備忘録としてメモしておきます。

学び続ける力 (講談社現代新書)

学び続ける力 (講談社現代新書)

 

広辞苑

広辞苑 第七版(普通版)

広辞苑 第七版(普通版)

 

池上彰さんの父が病気で寝たきりになったときに読んでいたのが広辞苑の第四版でした。

実は辞書ってそれぞれ特徴があっておもしろいんですよ。三浦しをんさんの「舟を編む 」を読むと辞書製作者の情熱が分かります。映画化もされていますね。

扇谷正造「諸君!名刺で仕事をするな 」

諸君! 名刺で仕事をするな

諸君! 名刺で仕事をするな

 

大企業に入ると、自分の会社の名刺でみんなが会ってくれる。それを自分の力だと過信しちゃいかん。君が○○会社の○○と申しますと言うから相手は会ってくれるんだ。そういう肩書がなくても仕事ができる人間を目指しなさい。

Tom Clancy「The Hunt for Red October」

The Hunt for Red October (Movie Tie-In) (A Jack Ryan Novel)

The Hunt for Red October (Movie Tie-In) (A Jack Ryan Novel)

 

池上彰さんが英語の勉強するために通勤電車の中でペーパーバックを読んでいたそうです。

邦題は「レッド・オクトーバーを追え!」です。

 The Wizard of Oz

The Wizard of Oz (A Stepping Stone Book(TM))

The Wizard of Oz (A Stepping Stone Book(TM))

  • 作者: L. Frank Baum,Daisy Alberto,W.W. Denslow
  • 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
  • 発売日: 2012/01/10
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邦題は、みんな大好き「オズの魔法使い」です。

 Little House on the Prairie

Little House on the Prairie

Little House on the Prairie

 

邦題は「大草原の小さな家」

旧約聖書

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

 

宗教について学ぶときに、「旧約聖書」や「新約聖書」のような古典は欠かせないようです。 

まだ読んだことが無いですが、キリスト教への理解が深まった方が映画を観たときにより深くメッセージを読み取れるようになりそうです。

新約聖書

新約聖書 福音書 (岩波文庫)

新約聖書 福音書 (岩波文庫)

 

コーラン

コーラン 上 (岩波文庫 青 813-1)

コーラン 上 (岩波文庫 青 813-1)

 

マックス・ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

 

続・地方記者

地方記者〈続〉 (1962年)

地方記者〈続〉 (1962年)

 

池上彰さんの人生を変えた1冊。これがきっかけで記者になったといっても過言ではありません。

ショーペンハウエル「読書について」

読書について 他二篇 (岩波文庫)

読書について 他二篇 (岩波文庫)

 

読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。習字の練習をする生徒が、先生の鉛筆書きの線をペンでたどるようなものである。だから読書の際には、ものを考える苦労はほとんどない。自分で思索する仕事をやめて読書に移る時、ほっとした気持ちになるのも、そのためである。だが読書にいそしむかぎり、実は我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない。

…これこそ大多数の学者の実情である。彼らは多読の結果、愚者となった人間である。

精神も、他人の思想によって絶えず圧迫されると、弾力を失う。(中略)だが熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものとなる。食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。それとは逆に、絶えず読むだけで、読んだことを後でさらに考えてみなければ、精神の中に根をおろすこともなく多くは失われてしまう。

しかし一般的に精神的食物も、普通の食物と変わりはなく、摂取した量の五十分の一も栄養となればせいぜいで、残りは蒸発作用、呼吸作用その他によって消え失せる。

イアン・ブレマー『「Gゼロ」後の世界』

「Gゼロ」後の世界―主導国なき時代の勝者はだれか

「Gゼロ」後の世界―主導国なき時代の勝者はだれか

 

城山三郎「総会屋錦城」

総会屋錦城 (新潮文庫)

総会屋錦城 (新潮文庫)

 

企業小説や経済小説と呼ばれる本は、小説の形式をとりながらもその産業の実態が分かり勉強になります。

本書は総会屋について。

梶山季之「黒の試走車」

黒の試走車 (岩波現代文庫)

黒の試走車 (岩波現代文庫)

 

自動車産業界のスパイについて。 

山崎豊子「華麗なる一族

華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)

華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)

 

銀行について。 

山崎豊子「不毛地帯」

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))

 

商社について。

山崎豊子「白い巨塔」

白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

 

病院について。

山崎豊子「沈まぬ太陽」

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

 

日本航空について。

高杉良「大逆転!」

新装版 大逆転! 小説 三菱・第一銀行合併事件 (講談社文庫)

新装版 大逆転! 小説 三菱・第一銀行合併事件 (講談社文庫)

 

三菱銀行と第一銀行の合併交渉がモデル。

高杉良「覇権への疾走」

覇権への疾走―ドキュメント・ノベル日産自動車

覇権への疾走―ドキュメント・ノベル日産自動車

 

なぜ日産自動車の経営が傾いていったのか。

高杉良「小説 日本興行銀行」

小説 日本興業銀行(1) (講談社文庫)

小説 日本興業銀行(1) (講談社文庫)

 

中山素平の存在を世に知らしめた。

高杉良「虚構の城」

虚構の城 完全版 (角川文庫)

虚構の城 完全版 (角川文庫)

 

出光興産がモデル

高杉良「金融腐食列島」

金融腐蝕列島 (上) (角川文庫)

金融腐蝕列島 (上) (角川文庫)

 

1990年代後半に日本で起きた金融業界を巡る様々な事件がモデル。

池井戸潤「空飛ぶタイヤ」

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

 

真山仁「ハゲタカ」 

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

 

ヘッジファンドについて。NHKでドラマ化されました。

真山仁「マグマ」

マグマ (角川文庫)

マグマ (角川文庫)

 

地熱発電が題材。

吉野源三郎「君たちはどう生きるか」

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

これは漫画化されて相当売れました。

感想は下の記事に書きました。コペル君!!!

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中田一郎「メソポタミア文明入門 」

メソポタミア文明入門 (岩波ジュニア新書)

メソポタミア文明入門 (岩波ジュニア新書)

 

こういったすぐに役立つわけではない本こそ教養となるのか。 

学問のすゝめ

学問のすゝめ

学問のすゝめ

 

池上彰が東工大で講師を務めていたときに、迷わず学生におすすめした本。

おわりに 

本は無数にあるため、なかなか次に読む本を探すのが難しいですよね。どうせ時間とお金をかけて読書するなら「良書」を読みたいものです。

今回紹介されていた中では「企業小説」が気になりました。

池井戸潤さんの「陸王」を読んでおいたおかげで就活のときに中小企業と銀行の関係についてペラペラ話せたのは良い思い出です。

ぜひ今回この記事を参考にして次の1冊を探してみてください。

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