乾けない世代のモチベーションは意味合い・良好な人間関係・没頭「モチベーション革命」の感想
人間の欲望には「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つがあります。
乾けない世代(本書のなかではいわゆるミレニアル世代をこう呼んでいます)は、この中の後ろ3つ、意味合い・良好な人間関係・没頭を重視します。
ここでに達成と快楽を重視した団塊世代以前の人々との差異です。
(もちろん何年に生まれたかということに関わらず、考え方はいろいろあるわけですが、便宜上生まれた年代で括ります。)
この変化がモチベーション革命です。
ここからは、「僕のこと分かってー」っていう傲慢でひ弱なこともを書いていくので、気を悪くされそうな方は別な記事にどうぞ。
さて、第1章では団塊世代以前の人々には理解しがたいであろう、乾けない世代のモチベーションのあり方について書いてあります。
僕はどっぷり乾けない世代なので、今までもやもやと感じていた世代で異なる考え方の違いを言語化したもらってすっきりしました。
特に、上に書いた5つの欲望のうち、後半3つを重視しているのはまさにその通りです。
本当にその通りすぎて、団塊世代真っ盛りの上司の机にこっそり置いておこうかと思ったくらいです。
それぞれの欲望の詳しい説明は本書に譲るとして、今まで楽しいと感じていた(広義の)プロジェクトには後半3つのうち少なくても2つを強く感じられていました。
「意味合い」と「良好な人間関係」のように。
なぜ乾けない世代が後半3つを重視するかというと、乾けなかったからです。
つまり、わりと物質的に、精神的に満たされてきたことが大きいようです。
たしかに車・時計・大きい家なんかには全然興味が湧きません。
それよりiPhone持ってシェアハウスで友達と住んでいたいです。
物欲といえば、最近反応が鈍くなってきたKindleを買い替えたいくらいです。
そして、前半2つのモチベーションよりも、後半3つのモチベーションを重視している方が、なにが正解となるか分かりにくい今後は幸せを感じやすくなります。
ということで、団塊世代以前の人にもモチベーション革命を起こすことをおすすめします。
で、けっきょく「好きなことをやろう」って話になります。
好きなことがない人、これがしたいっていうモチベーションが無い人には辛い時代になっていくのかもしれませんね。
本書には「好き」を人生の柱である「生きがい」にする方法なんかも書かれているので、参考にしてみてください。
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
こちらもどうぞ
【Python】Numpyの読み方は「なんぴー」じゃなくて「ナンパイ」
【おすすめ宇宙本】「宇宙兄弟」僕を宇宙漬けにした漫画の魅力をネタバレありで解説する
【Netflix】ブラックミラー「メタルヘッド」感想(ネタバレあり)なんで白黒なの?